開業医に簿記資格は必要か?
こんにちは。皮膚科医ボブです。
2022年現在、僕は某市中病院で勤務医として働いています。
数年以内にクリニックを開業したいと考えていて、今はそのために準備を始めています。
そこで「開業医にとって簿記資格を取得する必要があるか」について考察してみました。
未知の領域:経営
さて開業医になるということは当然、病院経営に携わることを意味します。
しかし「経営」は僕にとって、経験したことも勉強したこともない未知の領域です。
始める前から心配していても仕方のないことですが、もし仮に経営に失敗してしまった場合、自分や家族のみならず、多くの人の人生に影響しかねません。はっきり言って、超コワイ。
何かしら準備ができるのであれば、準備しておきたいところです。
そんなわけで色々調べてみたところ、どうやら「日商簿記3級」あたりを勉強するのが僕のニーズにあっていそうだと思いました。
日商簿記3級ってどんな資格?
正確なことを知りたい人は各自ググって欲しいんですが、簿記とは要するに「会社の帳簿のつけ方・まとめ方」です。
会社の帳簿は、お金の流れを記録して財政状況を明らかにする目的で記録します。税金の計算にも必要なため、会社経営には欠かせません。
自分のやり方で好きに記載することはできず、書き方は結構細かいルールが定められています。いつどこの誰が帳簿をみても内容が分かるようにしているんでしょうね。
試験では、この「細かいルールをしっかり覚えて実践できるか」を基準に合否が決められます。経理に関わらない人でも帳簿を読めて損することはないので、日商簿記3級は幅広い人から人気の資格みたいです。
試験には年3回行われる「統一試験」と、全国のパソコン教室などで年がら年中行われている「ネット試験」があり、試験内容はどちらも同じとのこと。まだどちらを受けるかは決めていませんが、ネット試験の方が便利そうかなぁ。
日商簿記3級をとってみよう
そんなわけで経営に関する勉強として、手始めに日商簿記3級を取得してみようと思います。幸い、あと2年くらいは諸事情で開業できないので、時間にはまだ余裕があります。
(もし1年以内に開業するスケジュールで動いている先生は、別のことに時間を割いた方がいいかもしれませんね。)
僕の勉強方法ですが、受け身の授業が嫌いなため独学一択です。とりあえず、この本を購入してみました。
ざっと内容を見てみましたが、どうやら練習問題を解きまくるのが効率良さそうです。
3ヶ月以内くらいで取得できたらいいなと思っています。
開業医準備として日商簿記3級を取得するメリットとデメリット
勉強を始める前に、クリニック開業準備として簿記資格を取得することのメリットとデメリットを自分なりに考えてみました。
メリット
- 経営に対する漠然とした不安を払拭できる可能性がある
- 経営能力が上がる可能性がある
現時点で考えられるメリットはこのあたりです。
前者は僕にとって特に重要で、経営に関して無知すぎるが故に藁にもすがる思いです。この点が満たされればきっと僕は満足です(笑)
ですが、後者には少し疑問が残ります。
というのも、帳簿において重要なことは「書ける」ことよりも「読める」ことなんじゃないかと思うからです。
上手な経営者は帳簿を読むことで経営上の問題点を把握し、改善点を炙り出せるんだと思います。僕も、そうゆう高みを目指したいですが、資格取得がどこまで意味を成すのかは未知数です。
デメリット
- もしかしたら帳簿の書き方を覚える必要はないかもしれない
- そもそも3級じゃなくて2級が必要かもしれない
メリットの後者にもつながる話として、そもそも帳簿を自分で書ける必要はないのかもしれません。
近年は帳簿もアプリで簡単に管理できるなんて話も聞いたことがあります。勉強時間が無駄になるかもしれないと言う意味で、デメリットになりえます。
逆に、資格として3級では経営者の勉強として不足している可能性もあります。簿記はいきなり2級を狙うこともできる試験なので、遠回りになる可能性もあるわけです。
結論的には、やってみないと分からないけど、簿記3級を取らない方が良かったと思う可能性は低いんじゃないかなと思いました。
とりあえず、ローリスク・ミドルリターンくらいの感覚で挑戦したいと思います。
最後に
試験を受け終わったら結果報告も兼ねて勉強した感想の記事をまたアップしたいと思います。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
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