読書:歴史思考
近年、見聞を広げるために時々は読書するように心がけています。
今回はこの本を読んだので、アウトプットしてみようと思います。
内容を差し支えない範囲で要約すると、
僕たちの悩みは社会の常識や価値観から外れてしまうことによって生まれる
ただし価値観なんて場所や時代によって異なる
歴史を学べば現代の当たり前は過去において当たり前だったとは限らないということを理解できる
といった感じです。そこで、せっかくだから自分に当てはめて考えてみます。
お金に関する悩み
悩みというほどのものかはわかりませんが、最近は以前と比べて自分自身の人生がお金に縛られている気がしています。
銀行や積立投資の口座や株価を頻繁にチェックしていたり、クレジットカードをはじめとしてポイント還元率などをけっこう気にしながら生活しているわけです。
すでに身についてしまっており、別段苦しいわけではないんですが、
よく考えると、そもそもお金に超絶困っているというわけでもないんですよね。
なんなら職業柄、同年代の方よりも頂けている方だと思います。(不愉快に思われた方はすみません。。。)
子供達の教育費や老後のことを考えると将来的に足りないかもしれないという漠然とした不安はありますが、
車は国産のコンパクトカーですし、身の回りをブランド品で固めているわけでもないので、
日常での浪費はそんなに多い方ではありません。
なので、なんでこんなにお金に縛られて生きなきゃいけないの?という疑問が湧いてきます。
「お金はあればあるほど良い」という価値観は正しいのか
言い換えれば僕は「お金はあればあるほど良い」という価値観に縛られているのかもしれません。
本当はもっと欲しいものがあるから、お金が欲しくなるんでしょうか?
確かに欲しいけど買えないと思うものはあります。高級時計とか、高級車とか。
007が好きなので、ボンドみたいにオメガの時計とかしてみたいし、それ以外の高級時計も格好いいから身につけてみたいです。
車も昔からベンツのGクラスやレンジローバーに漠然と憧れています。
このように、欲しいと感じるものはあるんです。
ただし同時に、買ったところで意外と何も満たされないとも思う自分がいるんです。
もっと多くのお金があれば簡単に手に入るのかもしれませんが、
高級腕時計は仕事中や子供と遊ぶ際にはちょっと邪魔だし、ほかにつけていくところもありません。
そして僕が憧れるような高級車は排気量が大きく明らかにコスパが悪いです。
「あれかっこいい!欲しい!」という気持ちは満たせてもその感情は一時的ですし、その他のデメリットやコスパの悪さを見逃せなくなっているんですよね。
だからといってすぐに「時計も車も全く欲しくない」とまではならないんですけど、
明らかに「欲しいと感じているもの」=「お金があるなら買いたいもの」ではないんです。
だとすれば、お金があればあるほど良いという価値観自体、間違っているようにも思えてきます。
価値観は変わる。縛られる必要はない。
僕の悩み(?)を深掘りしてみると
これまでの人生で身につけてきた価値観は、実は現在において間違っているのかもしれない。
そんな状態にあることに気がつきました。
おそらく自分の中で人生における優先順位が変更されたのだと思います。
「じゃあそんな価値観は無意味だね!もうお金に縛られる必要なんてないよね!」
と割り切れるわけではないんですが、
この本を読んだことで自分の中でお金の価値が少し下がっていることを自覚できた気がします。
これがいいことなのか、それともよくないことか、それはまだ分かりません。
ですが自分の軸となる価値観も、こうやって時々見直してみると面白いものです。
そういった広い視野を持つためにも、歴史を学ぶことが大切だというのがこの筆者の主張なんでしょう。
一つの考え方や価値観に縛られる必要なんてないですもんね。
考えてみると当たり前すぎる結論なんですが、日々仕事と子育てに集中していると視野が狭くなっていても気がつかないものです。
自分以外の様々な価値観に触れるためにも、読書や映画鑑賞を楽しみながら続けたいと思いますー。
歴史に関しても、面白そうなものから学んでみようかな。
(2022年6月21日追記)
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