雑記 医師国家試験の思い出

2021年7月2日

こんにちは、皮膚科医ボブです。

今年も医師国家試験、通称国試の季節がやってきましたね。Twitterを見ていると、医学部6年性の方々が勉強や国試に関するツイートを沢山しており、緊張の高まりを感じます。

久しぶりに当時を思い出したので、今回は私自身の国試への向き合い方を、当時を思い出しながらお話させていただきます。国試を受ける直前の医学生の方、勉強に飽きたらどうぞ読んで見てくだだい。

卒業試験終了後~国試1ヶ月前

私の卒業試験(確か秋頃)の成績は約100人中、90位程度でした。うちの大学は卒試の成績が悪いと補習に呼び出されるんですが、当然私もその対象でした。

成績がいい学生は卒試後も自主的に勉強を続け、中くらいの学生は一度羽を伸ばし、下位の学生は強制的に勉強させられるわけですね。

ただ卒試はかなり細かい知識が問われるのに対し、当時の国試は比較的基本的な知識を落とさないことを重要視されているように感じていた為、まぁ大丈夫だろうと思っていました。実際、大学の試験での成績は悪くても全国模試の成績は悪くありませんでした。

なので大学の方針は無視し、基本を中心にゆるく勉強をつづけました。(一応卒業取り消されると困るので補修には出席しましたが。)だいたい1日中勉強してはいましたが、夜はたまに飲みにいったりもしていましたね。

国試1ヶ月前~直前

ただただ基本を繰り返し、みんなが解ける問題を落とさないように意識して勉強を継続しました。範囲が広いのでいくらやってもどんどん忘れますが、エビングハウスの忘却曲線を信じてひたすら復習を繰り返しました。一気に集中して勉強するというより、黙々と長時間確認作業をこなすといった感じです。

成績が悪いので当然解けない問題や忘れている内容も多いのですが、気にせずとにかく繰り返しました。またここまでくるとインプットよりもアウトプットを意識した復習がメインだったと思います。

あとは体調を崩さないよう、生活リズムを意識して毎日7時間は寝ました。この頃はもはや勉強に飽き飽きしているので、時々ランニングしたり自宅で映画を見たりしてリフレッシュもしました。

国試前日~終了まで

もうジタバタするのはやめて普通に過ごしていました。友達と知識の確認をしたり、少しまとめのノートを見たりしましたが、根を詰めても仕方ないのでゆっくり風呂に浸かって早く寝るようにしました。毎日解答速報や翌日の予想問題が届きますが、新しい知識を入れるのが嫌だったので見ませんでした。

試験期間中は朝ごはんをしっかり食べて、昼はデパ地下のお惣菜を少量、夜はまたしっかり食べてビールを1杯だけ飲みました。試験中もそんな感じで非常にフラットです。ただそれでもやはり緊張していたんでしょう、試験最終日に同期と飲んだ酒の味は格別でした。

医師国家試験にたどり着くってすごいこと

国試までたどり着いた医学生は、幾多の厳しい試験をくぐり抜けてそこに立っています。なのでほとんど全員が、試験に対する自分なりの心構えを確立してると思います。

そして、そこにいる全員が合格するポテンシャルを持っています。なので、誰かが何か言って勇気付ける必要なんてないと思います。

ですがもし不安な気持ちが強い人や誰かに勇気付けて欲しい人は、毎朝会場に着いたら深呼吸して周りをよく見てください。ほとんどの人がノートや参考書を広げていますよね。それは、みんな不安だからです。みんな自身がないからです。あなたと一緒です。マジで、みんな一緒です。

ただ焦って変な解答した人や、勉強しすぎて寝不足になった人、健康管理できなかった人から落ちます。

試験中はそこだけに気をつけてもらいたいです。この記事を読んでくれた国試受験生が、無事最後まで健康に試験を受けられることを願っています。

それでは今日はこの辺で。

皮膚科医ボブ

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